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学校で!犬と猫との縁結び【進徳女子高等学校】

【2023年6月18日更新】
進徳女子高校での譲渡会に参加しました!
犬担当で私達は生後7ヶ月のジャック♂を引率。
他に広島市と、県のセンターからも職員さん引率で来られていました。
早朝にジャックを迎えに行き、散歩を終えてからの譲渡会。
到着すぐはどんより顔でしたが、やさしく接してくれる高校生と触れ合ううちに慣れてきて、お座りと伏せを完璧に披露。
「えらいねー!可愛いねー!」と、いっぱい褒めてもらって嬉しそうでした。少し前までは、知らない人が近づくと唸ったり、他のワンコがそばにいると、警戒心むき出しで吠えたりしていたのに、この日は移動時の車酔いもなく、落ち着いていました。
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来場者は大変多く、またテレビ取材も入っていました。
小さな子供には、「話しかけながら手の甲を向けて少しずつ近づいてね!」と、伝授。
終わりごろはジャックがうとうとしていたので、タオルをかぶせて休ませてあげました。
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会場内は成犬の魅力が書かれた掲示物。
ただ、ほとんどの方が子犬に目がいってしまうようです。
この日、犬の譲渡が決まったのは、県のセンターから来ていた生後約3ヶ月の2頭でした。
講習会を受けたのち、マイクロチップを挿入して即譲渡。
どうか幸せになってもらいたいです。
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後日、進徳女子高等学校WDP部の顧問の山下先生から今回の参加者にこのようなメッセージが届きました。
(こちらで紹介させていただくこと、了承済です)
↓ ↓
こんばんは。
お礼が遅くなりました。
昨日はみなさま、お忙しい中、譲渡会にお越しいただき、ありがとうございました。

来場者が246名で、少しずつ来てくれる人も増えてきたと思います。みなさまのご協力のおかげで、たくさんの犬猫たちに参加してもらい、大盛況となりました。

ただ、生徒たちと反省会をする中で、初心に帰ったことがありました。
生徒たちの多くが、「たくさん人が来てくれてよかった、飼い主が決まった犬や猫がいてよかった」と前向きな気持ちでいたのですが、一人だけ涙が止まらない生徒がいました。
最初はなぜ泣いているのか分からず、あとで聞いてみたら、「どの子もたくさんの人目にさらされて、さぞ怖かったと思う。遠くから来てくれて、大変な思いをして譲渡会に参加したのに、自分たちの力不足で、家族を見つけることができなかった。」というのです。
人がたくさん来れば、みんなが幸せになれると思っていたのに、犬2頭、猫14匹は、納得いく結果ではなかった。どの子もみんなかわいいのに、くやしいと。

私自身も、全員に家族を見つけたいと言いながら、どこかで無理だと思っていた気がします。来場者が増え、テレビが取り上げ、新しい譲渡会のイメージを作れたと、そんなことばかり気にして、肝心の動物たち1頭1頭のことを、心から思っていなかったんじゃないかと、改めて考えさせられました。

センターの職員さんからは、「いい加減な気持ちで飼われるよりはいい」と言ってもらいましたが、246人もの来場者がありながら、200人以上の人が、心を動かされないまま帰ってしまったというのは、やはり改善の余地があると思います。
保護犬・保護猫の存在を知ってもらうだけでもありがたい、と思ってはいますが、これから生徒たちと、どうすれば譲渡会がもっと良いものになるのかを考えていきたいと思います。

次回は9月18日(月・祝)唯信寺です。
これからも生徒たちと頑張っていきますので、ぜひまたよろしくお願いいたします!


☆ ☆ ☆
この高校生のやさしい気持ちに私も心打たれました。
立場の弱い保護動物を人間が思いやる気持ちは尊いです。
それがこの活動の原点だから。
そこからいろいろに発展して、じゃあ私に何ができるだろう。と、考える。行動する。
譲渡会は、正直、犬猫にとってはストレスゼロというわけにはいきません。
そこは引率者との信頼関係と、工夫が不可欠です。
私も何度か経験してきて思うことは、縁とは不思議なもので、その日に結果が出なくても、のちにどこかでつながったり、今まで一度も声が掛かったことがなかった子が、同時に複数の希望者が現れるという現象も何度も見てきました。
しかもせっかくのご縁を引き寄せて、すべてがゴーサインだったのに、先住との相性が悪くて、泣く泣くキャンセルになったり。ご家族にアレルギーが出たり。
猫はケージから出せないので当てはまらないかもしれないけど、犬の場合、譲渡会で心掛けているのは「一緒に楽しもう!」という雰囲気作り。たとえば会場では大勢の人からの視線を浴びるとビビりの子は緊張するので、引率者も来場者とリラックスして話をしていると、くつろぎ始めたりします。かわいそう・・という目で見られるのは、苦手みたいです。
大事なことは家族が見つかることがゴールではなくて、そこからがスタートだということ。
譲渡会は、家族に迎えた後に両方が混乱しないよう、人間も含めた大切な学習の場でもあります。

今回、ジャックにお声はかかりませんでしたが、彼にとっても、とてもいい社会勉強になりました。
このような機会を作ってくれた進徳女子高等学校の関係者の皆様、WDP部の皆様に感謝します。
有難うございました!
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【2023年6月7日更新】
今週末、譲渡会があります!!
主催は進徳女子高等学校のWDP部
共催は広島県動物愛護センター、協力はNPO法人SPICAさんです。
詳細はこちらもごらんください 


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昨年度の様子はこちら 
その後、私達が引率した保護犬は全員、あったか家族が見つかりました。
特にコテツ君は、こチラの譲渡会でよいご縁をいただきました。
今回、私達はジャック(下写真手前)を連れて参加予定です!
どうか再びよいご縁につながりますように・・。

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日時 2023年6月11日(日)
場所 進徳女子高等学校
時間 10時30分~14時
(ペットの同伴はできません)
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